指輪を手作りする方法
▼目次
自分だけで指輪がつくれる!?
指輪を購入する人の多くは、店であらかじめ販売されている物を購入するのが一般的です。
購入する方法は、直接店に行って指輪を見て決める方法が普通ですが、近年ではインターネットで注文をすることも可能なので、オンラインショップを利用する人もいるでしょう。
これらは全て最初から出来上がっている指輪を購入する方法になっています。
しかし、指輪というのは手作りすることもできるので、道具さえ揃えれば自分だけで行うことも可能です。
もちろん1から手作りするのですから、ある程度の技術が必要になりますし、材料と道具も自分で買い揃えてこなければいけません。
そこでどのような道具が必要になって、どれだけお金が必要になるのかを見ていきましょう。
指輪づくりに必要な道具
最初に揃えておく道具について解説をしていきます。
購入するのはガスバーナー、フラックス、ヤスリ、銀ロウ、耐火レンガ、ピンセット、木製のハンマー、鉄芯棒です。
さらに指輪の材料を購入してくれば、後は手作りで作成することが可能になるでしょう。
金額は大体1万円から2万円ぐらいで足りるのですが、あらかじめ道具を持っているという人は、もっと安上がりになります。
材料は銀材が一般的なのですが、他の物でも不可能ではないものの、今回は銀材を使った方法で解説をしていきます。
ガスバーナーは銀材を溶かすために使うのではないので、大体800度ぐらいまで上がれば問題ありません。
フラックスというのは、銀ロウを流しやすくするために使うので、基本的には安い物でもよいのですが、あまり安すぎると使い勝手が悪くなることから、万能型宝飾用と書かれている物がおすすめです。
ヤスリは金属のヤスリを購入するのですが、あまり大きいと使い物になりません。
比較的小さなヤスリを購入することと、紙やすりも同時に購入しておきましょう。
紙やすりは仕上げ用なので、目の細かい物を購入しないといけません。
銀ロウは種類によって溶け方が異なってくるので、最も溶けやすくなっている早ロウを購入すると作業がやりやすくなるでしょう。
耐火レンガはどれを購入しても問題はありませんが、大きな物を購入しても邪魔になるので、ハーフサイズで十分です。
ピンセットは必ず耐熱用の物を購入しないと、先が曲がったり変形したりするので注意しましょう。
木のピンセットは燃えてしまうので使い物になりません。
木のハンマーは銀材を傷付けないようにするための物なので、金属製の物は適していません。
ゴム製の物でもよいのですが、銀材が熱くなるので、安いゴム製のハンマーでは溶けてしまうことがあります。
このようなことがないように、木製のハンマーが最もおすすめできるのです。
鉄芯棒は必ず焼き入れをしてある物を購入しましょう。
丈夫でなければ意味がないので、金属を硬くする焼き入れというのがとても大切になるのです。
この中で最も高いのは、銀材ではないかと思う人もいるでしょうが、実は銀材よりも鉄芯棒が最も高価な道具になります。
もちろん安い物も売られているのですが、あまり安いと焼き入れがしていない物になってしまう場合や、すぐ曲がってしまう物になってしまうので、ある程度高価な物を用意した方が無難です。
手作り指輪はどれくらいの費用がかかるの?
次に値段を見ていきたいと思いますが、あくまで値段は目安なので、もっと安い場合もあれば、高い場合もあります。
先ほど最も高いと記載した鉄芯棒は、大体3000円前後になっています。
ガスバーナーは2000円ぐらいの物が適していますが、あまり安い物だと温度が上がらないので、やはり多少値段のよい物を購入した方が無難です。
紙やすりは100円ショップで売っているような物でも十分対応できますが、1種類だけではなく、3種類ぐらい目の異なる物を購入しておきましょう。
一般的なヤスリは、1種類で購入すれば数百円で買えるものの、セットで購入する場合には1000円以上は必要になります。
無理してセットで購入する必要はありませんが、やはり形の異なる物を3種類ぐらい購入しておいた方が、手作りしやすくなると言えるでしょう。
フラックスや銀材も大体1000円前後で売られているのが一般的です。
耐火レンガや木のハンマー、ピンセットは500円前後で購入することができるので、比較的安く済む場合が多くなっています。
銀ロウは600円から800円ぐらいの物が一般的ですが、最低でもこれだけは揃えておかないと、指輪を手作りするのが難しくなるという道具だけ紹介しました。
他にもあるともっと簡単に作れるような物もありますし、中には本格的な機械を導入して作成するという人もいるでしょう。
そうすると別に新たな道具を購入しなければいけませんので、当然お金もその分多く必要になります。
個人では工場で使用するような本格的な機械を導入するのは難しいですし、細かい作業なので、業務用の機械は使わなくても、しっかりとした指輪を作ることができます。
手作りするのは難しいと思う人もいるでしょうが、多少の技術と道具さえあれば、素人でも作ることは不可能ではありません。
やはり大変、という場合は工房に行くのがおすすめです。
工房なら結婚指輪を手作りすることが可能です。